坂出駅前で演説をする玉木代表

 玉木雄一郎代表は15日、香川県高松市を訪れ、参院選香川県選挙区の野党統一候補である尾田美和子(おだ・みわこ)候補をさらに激励するため街頭演説を行った。

 「今の暮らしを変えたいのであればまず選挙に行かなければならない、どうか尾田美和子候補を頼みます、これからが勝負だ」と玉木代表は冒頭、聴衆に強く訴えた。「今回の参院選は二つのことを取り戻す選挙だ」として、1つめは答弁のうそやごまかし、資料は改ざんだらけの政府から「正直な政治」を取り戻すこと。2つめは先進国であっても食べられない子どもや自ら命を絶つ若者、高齢者の貧困問題、少子化・子育て問題など、やらなければならないことが山ほどある中で、「多くの人が希望をもって生きられる社会、生活の安心」を取り戻すことだとと訴え、野党が思いを一つに託して戦っている尾田候補への支援を求めた。

 着物屋に生まれた尾田候補は、伝統工芸に大変興味を持ち、そこで働く職人の技術や気持ちを知るべく労働問題の研究を始めたことがきっかけで、今のような経済政策では家計も悪化し、不安で子どもにあとを継がせることもできないことを知った。「暮らしを豊かにするために経済政策を行っているのではないのか。おかしな政治を変えなければならない」と国政選挙に臨んだ決意をあらためて聴衆に訴えかけた。新人候補としてプレッシャーを感じながらの選挙戦のスタートだったが、「最後まで走りたい。現場で働く人々の暮らしの立場や女性の観点から政治や社会を変えていきたい」などと述べ、支持を訴えた。

 演説後に記者団の取材に応じた玉木代表は、後半戦での香川県選挙区の戦いについて、「尾田候補は精神的にも肉体的にも疲れを見せず元気いっぱいで、多くの人に声を届けたい伝えたいという魂からの気持ちがすごく伝わる。だから私もお願いをするために急きょ予定を変更し香川にきた」と語った。

 投票率については「60%以上は欲しい。政治に関心がない人に興味を持ってもらえるよう火をつけて、何とか投票に行ってもらいたい。それが今参院選のカギになる」と述べ、最後まで有権者に強く訴えていく考えを表明した。

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玉木雄一郎代表、香川県高松市丸亀グリーン前にておだ美和子候補の応援演説

玉木雄一郎代表、JR丸亀駅前でおだ美和子候補の応援演説

玉木雄一郎代表、JR坂出駅前にておだ美和子候補の全力応援演説

集まった聴衆に訴えかける尾田候補

集まった聴衆に訴えかける尾田候補