原口一博国会対策委員長と水野素子候補

 原口一博国会対策委員長は15日、参院東京都選挙区から立候補している水野素子(みずの・もとこ)候補の応援のため、東京・秋葉原で行われた街頭演説に駆け付けた。

 原口国対委員長は冒頭、6月26日に閉会した通常国会で「野党に対案を出せ、野党は反対ばかりだ」などと言いながら、野党が要求したにもかかわらず予算委員会を開かずに国会を閉会した政府・与党の姿勢を問題視し、十分な審議を行わないままに閉会を迎えたことで、大事な法案審議ができなかったと懸念を示した。

 金融庁の報告書に端を発した「老後2千万円不足」問題や、官製経済の話に触れ、「今だけ、金だけ、自分だけ」の安倍政権による未来世代に責任を取らない政治風潮に疑問を呈した。その上で「このような状況下で、自分がこの衰退した日本の状況を変えたいと思っている人は、ぜひとも投票所へ行って欲しい」と秋葉原の若者たちに投票を促した。

 「自分たちが戦っているのは民主主義を壊す者であり、生活を壊す者だ」と力を込めた原口国対委員長は、「今回東京選挙区から立候補している水野もとこ候補とともに暮らしを変えていこう」と支持を訴えた。

 水野候補はJAXAで25年間働くなかで、世界の中で日本の置かれた現状を把握してきたと語り、「これからはオールジャパンでイノベーションの起こせる国、世界で稼げる国、ものづくり日本をしっかりと作り直していきたい」と力を込め、国政に取り組む決意を示した。

 また、「国民民主党は、家計を守り、一人ひとりに寄り添う政党だ」と語り、自身も働きながら2人の子育てを経験していることから、子育て世代や働く者の当事者目線に立った政策を打ち出していくと表明。「育児や介護の問題も、世界レベルに立ったやり方で、より良い政策を国会の場で提案し、日本を元気にしていきたい。日本を守り、未来の子どもたちの笑顔を守りたい」と表明し、集まった聴衆に支持を求めた。

道ゆく人に直接語り掛ける水野素子候補

道ゆく人に直接語り掛ける水野素子候補