愛媛・永江孝子候補の個人演説会に駆けつけた玉木代表

 玉木雄一郎代表は15日、愛媛県大洲市を訪れ、参院愛媛県選挙区の野党統一候補、永江孝子(ながえ・たかこ)元衆院議員の個人演説会で応援演説し、「正直な政治」「国民の暮らし」を取り戻すために「早く永江さんに国会に来てもらいたい」と訴えた。

玉木雄一郎代表

 玉木代表は、参院選を通じて2つの大事なことを取り戻すために永江候補がどうしても国会に必要だと会場一杯の200人を超える参加者に呼びかけた。その1つは「隠したり、ごまかしたり、ルールをひん曲げたり、なかったことにするような政治を改めて、もう一度『正直な政治』を取り戻すこと。これを永江さんに行ってもらおうでないか」と訴えた。

 もう1つは「国民の暮らし」を取り戻すことだと主張する玉木代表は、生活保護受給世帯の54%が65歳以上の高齢世帯であることを示し、「年金制度が崩壊しかかっている」と指摘。これを真に変えるには、「永江さんのようにずっと県内を歩いていろいろな人の声を聞いて、いろいろな立場があることを分かった人が国会に行ってモノを言わない限り変わらない」と説き、支持を求めた。

永江孝子候補

 「会う人が先生」との思いで県内各地をくまなく回り、さまざまな声を聞き続けてきたという永江候補。ある高齢女性から、自慢の孫が奨学金の返済が滞り、自己破産に陥ったという話を聞かされたという。奨学金制度をめぐっては、自身が衆院議員時代に返済不要の奨学金制度作りに奔走し、文部科学省の予算化までこぎつけたという。ところが、東日本大震災の発災を受け新規予算が凍結されたことを振り返った。

 今でもあきらめていないという永江候補は、先進国で最も教育や子育てに予算をかけない国のあり方を問題する。「日本は資源のない国。何が宝かというと人だ。人材を育て上げるための教育費を惜しんでどうする。手を上げたらだれでも返済不要の奨学金に改造したい」と国政で最優先で取り組みたい課題について語った。

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