玉木雄一郎代表は16日、滋賀県米原市と長浜市を訪れ、参院選滋賀県選挙区で立候補している国民民主党推薦の嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)候補の応援演説を行った。
玉木代表は、「家計が豊かになることでしか経済が回らない。消費を軸とした好循環に変えていく」と主張。全体の所得が落ちている中で、特に大きく落ち込んでいるのが農業所得であり、地方経済が低迷している大きな要因の一つであることを指摘。「民主党政権時代の農業者戸別所得補償制度を復活させれば、地方の所得をしっかりと維持していける」と強調した。
■嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)候補
嘉田候補は、演説場所の米原市長岡が水の豊富な土地であり、「上流は下流に水を流し、下流は上流に感謝する支えあいの仕組みをつくってきた」と説明する一方、「安倍政権は何もかもが自己責任だ」と語った。アベノミクスに対する対案は「家計を温めること」だと述べ、「10月からの消費増税は家計を壊すので反対する」と力を込めた。
■玉木代表ぶら下がり記者会見
玉木代表は滋賀県での街頭演説終了後に、記者団からの取材に応じた。
滋賀県選挙区の情勢について所感を問われると、「大激戦というのは誇張ではない。あと5日間緩めた方が負けだ」と表情を引き締めた。嘉田候補は野党統一候補だが、「国民民主党の公認だと思ってやっているので絶対に負けられない」と語った。
残りの選挙戦5日間のカギになることを問われると、「やはり投票率だ」と述べ、「いかに選挙戦を盛り上げて、多くの方が投票所に期日前投票に足を運んでいただけるかが勝敗を分ける」と多くの人が投票に足を運ぶことを望んだ。