岩手横澤候補と玉木代表

 玉木雄一郎代表は18日、岩手県入りし、参院岩手県選挙区の野党統一候補である横澤高徳(よこざわ・たかのり)推薦候補とともに県内各所で遊説し、全ての人に居場所と出番のある社会をつくるために横澤候補を国会に押し上げてほしいと訴えた。横澤高徳選対本部長を務める木戸口英司参院議員も応援演説を行った。

 横澤候補について玉木代表は、「20代の半ばまで健常者として暮らしてきた。その後、障害を負って今は車いす。それでもあきらめないで、パラリンピックに出て多くの人に勇気を与えてきた。絶望の淵から皆さんに励まされてここまで生きることができたと本人が言っている。人の痛みが分かる。横澤さん自身がさまざまな苦労や困難な中でがんばってきたからこそ見える風景や視点がある」と紹介した。

 その横澤さんが国会に初登院し活躍する姿を想像してほしいと呼びかけた玉木代表は、「多くの人が勇気をもらうことになるだろう。横澤さんが国会に来れば、必ず政治は変わる。政治の風向きが変われば、皆さんの暮らし向きも変わっていく。多様な意見が反映される。そんな政治が必ず実現する」と力を込めて語った。最後に「ぜひ皆さんの力で横澤高徳を押し上げていただき、日本の政治を変えていこう」と呼びかけた。

 木戸口参院議員は、参院岩手県選挙区で過去24年間、一度も自民党が勝利していないのに、現職議員が自民党籍であることはおかしなことだと指摘。それでも木戸口議員は「良かったと思う」と述べ、その理由について「今回、横澤高徳という日本の政治、社会を変える素晴らしい候補、政治家を今岩手から輩出しようとしている」からだと説き、「岩手から政治を変える横澤高徳という政治家を生み出してほしい」と訴えた。

 21年前に車いすでの生活になり、人生のどん底を味わったという横澤候補は、「今日、こうして皆さんに支えていただき、ここに立たせていただき、車いすになって本当に良かったと思う。より良い日本、より良い社会をつくるには、この車いすから見える視点こそが大切だ。何があっても、皆さまへの感謝の気持ちを決して忘れることなく、ぶれずにまっすぐ、正直に何が何でも皆さまの声を国政に届けていきたい」と力強い決意を示した。

■下記URLから玉木雄一郎代表の横澤高徳候補への応援演説動画をご視聴できます。