滋賀県大津市でかだ由紀子候補とともに最終日の応援演説を行う玉木雄一郎代表

 「官邸の言いなりになる人は十分いる。もう1人増やす必要ない」。参院選の選挙運動最終日の20日、玉木雄一郎代表は3カ所目の遊説先として滋賀県大津市に入り、中央からの決定を押し付ける政治を改めるため「滋賀県のためには嘉田由紀子さんしかいない」と嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)候補への支援を訴えた。川端達夫元衆院副議長も応援演説を行った。

 漁業権や農政を例に挙げて玉木代表は、全国を一色に塗りつぶそうとする政策が官邸主導でどんどん進められていると指摘。こうした政治を転換するために滋賀県選挙区では「嘉田由紀子さんしかいない」と訴えた。「官邸の言いなりになる人は十分いる。もう1人増やす必要ない。そうではなくて、今と違う意見、多様な意見、滋賀県の声を持っていける人をぜひ国会に送り出そうではないか」と呼びかけ、嘉田候補への支持を訴えた。

 「もったいない県政」のシンボルである嘉田候補は、安倍政権の税金の使い方に関して「トランプさんからひとこと言われて、あの兵器の爆買い」「税金の無駄遣いをやっているから『もったいない県政』のシンボルである嘉田が(国会に)来るのが困るのだろう」と分析。「税金の使い方をきっちりチェックしながら、税金のいただき方を含めて税の問題をもっともっと真剣に議論できる国会にできるように嘉田由紀子を国会に送ってほしい」と力を込めて訴えた。

最後の訴えをする嘉田由紀子候補

最後の訴えをする嘉田由紀子候補

嘉田候補への支援を訴える川端元衆院議長

嘉田候補への支援を訴える川端元衆院議長

■こちらから玉木雄一郎代表と嘉田由紀子候補の最終日の演説動画を視聴できます。