20190801

 国民民主党は1日、地方組織の幹部らを党本部に集めて全国幹事会・選挙責任者・自治体議員団等役員合同会議を党本部で開いた。玉木雄一郎代表、平野博文幹事長、岸本周平選対委員長が参院選挙結果等について報告し、衆院総選挙態勢の構築に向けて各都道府県連の幹事長や選挙責任者らと意見交換を行った。川合孝典総務局長が司会進行を務めた。

 玉木雄一郎代表はあいさつで、「厳しい選挙だった。公認・推薦候補者全員の当選を勝ち取るのが代表の務めだが、達成できずおわびを申し上げる。野党統一候補として戦うことで比例票の掘り起こしがやりにくかった中で、約350万票を全国で集め、比例代表3議席を獲得できたのは皆さんのご尽力の賜物だ」と全国から集まった地方組織幹部に謝辞を述べた。参院選での最大の敵は「低投票率」と「無関心」だとし、「影響力が大きくなったネット対策も含めて、いかに有権者を引きつけていくか」、「野党連携の方向性をどうしていくか」を今後の課題として取り上げ、参加者に忌憚(きたん)のない意見を求めた。

 今回の会議で地方組織幹部の意見を聞き、2日に開く両院議員懇談会で所属議員の意見を聴取した上で、「速やかに総括をして、次の衆院選挙に備えていきたい。秋には被災3県での選挙で自治体議員の当選に向けて協力をお願いしたい」と呼びかけた。

 会議終了後に川合総務局長が記者団に会議での意見交換の概要を説明し、参加者から出された意見を党の選挙体制の立て直しの材料とするとした。地方組織幹部から出された意見について、「約20の代表者から意見が出され、初の国政選挙としては、手応えを感じた県が多かった。候補者を一本化して県連が戦える体制を作っていきたい」などと語った。