玉木雄一郎代表は17日午前、大宮駅西口で開催された「埼玉県知事選挙逆転の夏!大野もとひろ総決起街頭演説大会」に参加。25日に投開票される埼玉県知事選に立候補している大野元裕候補の応援演説を行い、「豊富な政治経験」と「確かな政策実行力」をもつ大野候補を「幅広い皆さんの力を結集して、埼玉県知事に押し上げていこう」と訴えた。
玉木代表のほか、上田清司埼玉県知事、枝野幸男立憲民主党代表、中村喜四郎衆院議員らがマイクを握った。
大野候補は2010年に参院議員に初当選して以来、9年間、外交・安全保障・危機管理等、日本人の命を守るため国政で力を注いできた。そして今回、日本で最も少子高齢化のスピードが速い埼玉県に10年後のビジョンを植え付けていかないと手遅れになりかねないとの危機感から、立候補を決意。「日本一暮らしやすい埼玉へ!!」の実現に向け県知事として取り組み、「上田県政の継承と発展」を掲げ「豊富な政治経験」「確かな政策実行力」を発揮していくと表明している。
「大野もとひろさんを何としても知事に押し上げてほしいとの思いを皆さんにお伝えするため、まいりました」と語った玉木代表は、国民民主党所属の参院議員だった大野候補が、国会議員を辞めて知事選に立候補すると聞いたとき、国政の場でその力を失うことを非常に残念に思ったと振り返った。「何百人も国会議員はいるが、たくさんの法律をつくるのに携わり国会に法案を提出し総理大臣をはじめ大臣としっかりと論戦ができる議員はそうはいない。大野さんが一番だと思う」と述べ、「豊富な政治経験」と「確かな政策実行力」は右に出る人はいないとして、参院議員として多数の議員立法に携わってきた経験を絶賛し、県政においてもその力を存分に発揮していくに違いないと力説した。
「大事なのは税金を使う人の立場の代表ではなくて、税金を払う人の、県民の立場で仕事を一生懸命する、そんな知事ではないですか。国会でも納税者の皆さんの立場に立って、税金を使う側ではなく、払う側の立場に立ってしっかりと仕事をしてきた、そんな大野さんに埼玉県政、任せようではありませんか」と玉木代表が訴えると、「そうだ。その通り」との声が聴衆から沸き上がった。「上田知事も(国会議員当時)国会では税金の使い道に対する追及が厳しかった。その上田知事が知事になって取り組んだ埼玉県政は、本当に良くなってきた。この潜在力をさらに活かして、県民の皆さんに払っていただいた税金を、県民の皆さんのために、そして何より子どもたちの未来のためにしっかりと使っていく大野元裕さんを、幅広い皆さんの力を結集して、埼玉県知事に押し上げていこう」と訴えた。
大野候補は、「埼玉県民のために働く、その1点で皆さんに結集いただいてお支えいただいている。埼玉の未来のためにしっかりと働く県知事になっていく。ぜひ皆さん力をください」と訴え、日本一暮らしやすい埼玉の実現に向け全力を尽くしていく考えを語った。
政治家とは何かをかつて川口市長を務めた祖父から学んだと振り返り、中学2年生の夏休みに入院中の祖父を看病していた際、うなされた祖父が「今日は議会がある。議会に市長である私が行かなかったら母子家庭の子どもはどうする。生活保護をもらっている家庭はどうなる。それをお前はじゃまするのか」と叫んだことを紹介。病の床にあってもなお、首長としての責任が頭から離れない姿から、政治家・首長の政治への信念・思いを垣間見た一瞬だったと振り返った。その祖父の言葉を胸に政治の道を歩んできて、今後は埼玉県政で県知事として取り組んでいくと表明。上田きよし知事の県政を引き継ぎ、さまざまな課題に「胆力と決意で」取り組んでいく考えだと語った。
多くの課題には「政策とロジックで取り組んでいく」として、県知事選挙に臨むにあたってまとめた具体的な政策は12分野120項目にわたるとして、でぜひ読んでほしいと述べ、「この政策を何が何でも県民の皆さんのために実現する」と強い意志を表明。「県民のために政策を行う。これが一番、上田知事から引き継ぎたいことだ」と訴え、「『上田県政の継承と発展』ぜひとも県民の皆さんの力で成し遂げさせていただきたい」「私に埼玉県の未来を担わせていただきたい」と訴え、埼玉県知事選挙で1票を投じてほしいと求めた。