玉木代表定例記者会見

 玉木雄一郎代表は21日、党本部で定例の記者会見を行った。主に立憲民主党と衆参で会派をともにすることを合意したことについて、記者団からの質問に答えた。

 玉木代表は、会見前に行われた執行役員会と総務会で、立憲民主党と統一会派の結成に向けて合意したことについて報告をし、了解されたことに言及。今後は、会派協議会を速やかに設置し詳細を詰めていくことや、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」とも早いうちに話をして、連携強化を具体化させていく考えを示した。

 そのうえで玉木代表は、「われわれは、国民の皆さまに自民党に代わるもう一つの選択肢を示していく。そのために大きな固まりを作っていこうというのは、昨年から一貫して申し上げてきた」と述べ、「そうした大きな目標に向かって、着実に1歩2歩と踏み出せたかなと思っている。初心を忘れずに緊張感のある政治をつくりあげるためにこれからも進めていきたい」と力を込めた。

 今後どのように協議会で話し合っていくのかを問われると、「大きな固まりをつくり、今の政権に対峙(たいじ)するのが大事である」と触れた一方で、経済政策や社会保障政策等、「国民が将来に不安を感じていることがたくさんある」と参院選を通じて感じたことを述べた。そうしたことを踏まえ、「われわれとしての新しい答え、新しい考え方を国会の中でしっかりとぶつけていくということが大事だし、信頼できる政治集団としてみなされるような新しい展開をしていかなければいけない」と語った。秋の臨時国会に向けて大きな戦略方針をしっかり定めるのが大事だと考えを示し、「早々に検討協議に入りたい」と意気込んだ。