821(水)JP労組定期大会

 玉木雄一郎代表は21日、熊本市内で開催された日本郵政グループ労働組合出席しあいさつを行った。

 玉木代表は冒頭、「再建中の熊本城を見て、3年前の大変な被災の中から立ち上がりつつある象徴のようで自分自身が励まされた。今なお苦しい生活をされている被災者の方々にはお見舞い申し上げる。またJP労組の皆さまが熊本県内にとどまらず全国各地から集い、復興に尽力していることに敬意を表したい」と述べた。次に国民民主党と立憲民主党が国会で統一会派を組むことを両党首間で合意したことをうけ、「大きな第一歩だ。しかしながら民主党に先祖返りするだけではいけない。次世代野党形成にフェーズを変えて行かなければならない」と決意を述べた。そして「参院選で全国を回ったときにあらゆる地域で大きく二つのことを言われた。一つはとにかく安倍政権を何とかしてほしい。もう一つは野党はまとまってくれという声だ。いまの日本が直面している『今だけ、金だけ、自分だけ』という社会を変えていかねばならない。皆さまの声をしっかりと聴き、実現する政治を再構築していかなければならない。国民の皆様に具体策を示し、もう一度政権を託して頂ける、その資格を与えて頂けるように全力で取り組みたい」と訴えた。大会には逢見直人連合会長代行やJP労組組織内議員の奥野総一郎らも出席した。

 JP労組の増田光儀中央執行委員長はあいさつで、「かんぽ生命における不適切な契約の疑いなど社会から大変厳しい指摘が多く寄せられる中での大会となった。労働組合の立場から誤ったマネジメントの実態を再三にわたり指摘してきたが、十分なチェック機能を果たすことが出来なかったことはしっかりと反省していかなければならない」と述べ、「雇用と処遇に影響を及ぼす一大事ととらえ、組織の総力を挙げて改善に取り組む」との方針を示した。

JP労組定期大会

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