2019国民民主党全国青年大会開催

 国民民主党青年局・全国青年委員会は、22日から23日の2日間に渡って、2019年全国青年大会を開催した。22日には全国青年委員長選挙を実施し、新たな委員長を選出するとともに、玉木雄一郎代表による講演、骨髄ドナー登録推進についての研修が行われた。

■全国青年委員長選挙

 8月10日、全国青年委員長選挙の実施について周知し、17日正午まで立候補受付を行ったところ、河合洋介・愛知県議、部谷翔大・山口市議の2名から届け出があった。有権者は、15日までに登録のあった全国青年委員会メンバー及び、全国青年大会に参加した学生とし、大会当日、両候補者より演説があった後、LINEを用いた電子投票が実施された。それぞれの候補者は、若者の声を代弁する青年議員が減少していることへの危機感や、若い議員が活躍できる党への再生を訴えた。

 選挙の結果、学生の支持を集めた部谷市議が全国青年委員長に選出された。新委員長は、「国民民主党を、政権を取る党に再生するため、青年委員会が頑張らなければいけない。未来への投資は時間がかかるが、将来を見据えて取り組んでいきたい」と力強くあいさつした。

お互いの健闘を称え握手する河合候補・部谷候補

お互いの健闘を称え握手する河合候補・部谷候補


■全国青年大会決議の承認・手交、玉木代表講演

 「日本一若者の意見が通る、風通しの良い政党を目指す」等を内容とする全国青年大会決議を承認し、玉木代表に手交した。玉木代表は、「国民に分かりやすく、正直な政治姿勢を示すこと、地域を大切にし、未来志向の政策を提言すること、前例にとらわれず、現実的で大胆に行動すること等、全面的に受け入れて進めていく。これからの国民民主党は、皆さんの世代にかかっている。自分たちこそが、国民民主党をつくっていく一員だという気持ちで、取り組んでいただきたい」と述べた。

 その後の講演では、「今日は若い人が多いので、これから皆さんが生きる時代に何が起こるのか、自分の問題として、ぜひ考えていただきたい。今回の参議院選挙、大変厳しい結果となって申し訳なかったが、全国を回ると、10代や20代がたまきチャンネルを見て、街頭演説に来てくれた。若者からは新聞やテレビではなく、ネット上で認知されている」と時代の変化に触れ、様々なデータを示しつつ「少子高齢化や人口減少など、これから大きな変化が起こる時代に、どうやって社会を新しい時代にアップデートしていくかが、政治家の一番の課題」だとした。その上で、「支援者・有権者の姿がそのまま政治に反映される」として、「皆さんが、政治を変える大きな原動力になってほしい。この国の未来は自分たちで切り開くという意識を共有し、新しい政治をつくっていきたい」と訴えた。

青年委員会で採択した決議文を玉木代表に手渡す

青年委員会で採択した決議文を玉木代表に手渡す

■骨髄ドナー登録推進についての研修

 青年委員会が精力的に取り組んできた「骨髄ドナー登録推進プラン(日比プラン)」に関して、青柳雅之・台東区議から骨髄ドナー提供者としての経験、日比美咲・名古屋市議からドナー提供を受ける家族としての経験が語られた。

骨髄ドナー経験者である青柳雅之台東区議

骨髄ドナー経験者である青柳雅之台東区議

ドナー提供を待つ家族の心境を語る日比美咲名古屋市議
ドナー提供を待つ家族の心境を語る日比美咲名古屋市議