街頭演説@大宮駅前  

 玉木雄一郎代表は23日夕、最終盤を迎えた埼玉県知事選挙で激戦を繰り広げている大野もとひろ候補の応援で埼玉県に入った。大宮駅前のペデストリアンデッキで道行く人々に、熊谷市では「県政発展の継続を語る大集会」に集まった多くの支援者を前に「県民の未来を決めていく選挙で、選択肢は大野もとひろさんしかない」と訴えた。

 外交官時代から今日まで約20年にわたる付き合いがあるという玉木代表は、知事にとって最も大切な素養について「真実を隠さずに県民に良いことも悪いことも正しく伝えようとする気持ちを持っていることだ」と指摘。大野候補にはそれがしっかり備わっていると述べ、「県政を大野さんに任せて、託してもらいたい」と力説した。
 今回の知事選に関して、1兆8884億円もの県予算をどのように使うかを決定する人を選ぶものだと説明し、「今から勉強しようとか、今から予算がどうなっているのか、そんなことを言っている人に1兆8884億円の使い方を任せていいのか」と対立候補の資質に疑問を呈した。「税金を皆さんのために無駄なく使えるのは大野もとひろさんをおいて他にいない」と支持を訴えた。
 上田きよし現知事からの「継承と発展」を掲げている大野候補は、上田県政が担ってきた「県民のための選挙」を継承していくと述べた。「どこかの政党のための選挙。一部の人のための政治は止めなければいけない。それにもかかわらず、(選挙戦で)埼玉県庁の建て替え問題がまた出てきた」と指摘。県庁建て替え問題で上田知事が、県庁ではなく、がんセンターや小児医療センターの建設など県民が必要としていることを優先したエピソードを紹介した。
 そのうえで大野候補は、「今でも県庁より先に県民に必要はことはないか?特殊学級、警察署、高齢者の医療など、こういったことに先にお金を使いたい。県民のための政治を行いたい」との考えを示した。ところが今、埼玉県政が継承から発展に行くのか、時計の針を後ろに戻してしまうのか、大きな分岐点にあると述べ、「日本一暮らしやすい埼玉」をつくるために自身への支持を訴えた。
県民集会

県政発展の継続を語る大集会