政府が公的年金の将来の給付水準の見通しを示す財政検証を公表したことを受け、国民民主党は他の野党とともに27日夕、国会内で厚生労働省、金融庁、財務省の担当者から財政検証の説明を受けた。
原口一博国会対策委員長は、参院選前に公表されなかったことに関して「もしこれが参院選前に出ていたら消費増税もなかったのではないか」と政府側の不誠実な対応を批判した。また、所得代替率に関しては「5割を切っているのではないか。前提が大きく楽観シナリオにかじを切っている。つまり客観性が奪われているのではないか」と財政検証のあり方に疑問を呈した。
なお、国民民主党の泉健太政務調査会長は同日、「年金の財政検証結果の公表について」と題する談話を公表した。