国民民主党北海道総支部連合会定期大会

 玉木雄一郎代表は31日、札幌市を訪れ、国民民主党北海道総支部連合会第2回定期大会に出席した。その後、札幌の産地直送品などを販売している「北海道マルシェ」や、高齢や独り暮らしで毎日の生活が不自由な人へ、家事や入退院の手伝いなどの相互支援をする団体である「たすけ愛ふくろう」を視察。その他にも国民民主党北海道総支部連合会青年委員会・総会にも出席した。

 玉木代表は、昨日30日が2009年の政権交代からちょうど10年になり、自身の国会議員生活も丸10年となったことに触れ、「そろそろ政権交代の準備期間に入らないといけない」と力を込めた。8月5日からの立憲民主党との会派合流の件の進捗状況を報告し、「もう1度自民党に代わる政権をつくる矜持(きょうじ)をもって、何とか野党が力を合わせて次の衆院選で実現する思いでやっていく」と意気込みを示した。また、民進党が結果的に分裂してしまった経緯は国会議員だけで決定してしまったことだと反省し、「国民民主党は地方組織を大事にする政党で貫いてきた。これから大切なことを決める際には自治体議員の皆さん、地方組織、党員・サポーターの皆さんの意見を踏まえて決める。国会議員だけで決めた反省を踏まえて、皆さんのご意見を賜りながら着実に前に進めたい。力を合わせて頑張りたい」と語った。

記者会見をする玉木代表と徳永参院議員

記者会見をする玉木代表と徳永参院議員

 大会終了後に玉木代表と徳永エリ参院議員が記者会見を行った。道連代表の徳永参院議員は、「会派合流するのは大きな一歩。大きな固まりに到達できるように頑張る」と立憲民主党との会派を結成することに向けて述べた。
 韓国の議員団が竹島に相次ぎ上陸していることについて玉木代表は、「単なるパフォーマンス。浅はかな行為」と述べ、「あおるようなことをしていては、いつまでも両国関係は良くならない」と強く批判した。
 九州北部で起こった豪雨の被害への対応について問われると、(1)激甚災害指定を速やかに行う(2)油の流出という特殊な状況の発生にきめ細かく対応していく(3)農林水産業の被害への手当てをしっかりやっていく――ことの3つの対応が必要だと訴えた。

札幌駅前に出店している農業女子PJで品物を選ぶ玉木代表

札幌駅前に出店している農業女子PJで品物を選ぶ玉木代表

北海道連青年委員会総会で意見交換

北海道連青年委員会総会で意見交換

毎日の生活が不自由な人を支援する「たすけ愛ふくろう」で話を聴く

毎日の生活が不自由な人を支援する「たすけ愛ふくろう」で話を聴く