愛知県を訪れた玉木雄一郎代表は10日夕、森本和義(もりもと・かずよし)衆院愛知6区公認内定者らがJR勝川駅前で開いた街頭演説会に参加。家計を経済循環のスタート地点に置く「令和の好循環」と自身が名付けた経済政策への転換を訴えた。
政府が進めてきたこれまでの経済政策については、「いくら続けても、大企業や一部の人が豊かになっても、まじめに働く多くの人は豊かにならない」と指摘。その原因に関して、アベノミクスは大企業を豊かにしてから働く人や中小企業を豊かにしてお金を地方に回そうとしたが、お金が一所にたまって回っていないと現状を分析。
これに対して、経済の好循環をスタートさせる地点を「家計第一」にすべきだと主張。これにより家計の可処分所得を増やし、安心してモノを買える環境をつくれば、企業がモノをつくったら売れるようになると説き、お金の回し方と経済政策を変えようと呼びかけた。
それを実現するためには、「新しい政治が必要であり、次の政権交代、次世代与党としての準備段階に入っていかなければいけない」との展望を示し、それには「人のために人を支えられる。一生懸命に目立たないところでも汗をかける」森本和義さんが不可欠だと訴えた。
また、玉木代表は同日、街頭演説に先立ち春日井市にあるNPO法人てとりんハウスを森本さんとともに視察。同ハウスでは、家族介護者同士が悩みを話し合える場づくりや、専門家による介護・健康の相談、介護者向けの講座等の事業を行っている。