国民民主党災害対策本部(本部長=古川元久衆院議員)は11日、党本部で、台風15号による被害状況及び今後の対応について、関係省庁からヒアリングを行った。
冒頭、玉木雄一郎代表は、「現状を把握して、一日も早い復旧に全力を挙げたい」と述べ、関係省庁に状況説明の協力を呼び掛けた。
ヒアリングでは、千葉県で活動している奥野総一郎衆院議員、谷田川元衆院議員から、停電の解消が遅れている理由、鉄道の開通の見込み、電気・水の復旧の見込み、ガソリンの供給が遅れている理由、農家への補助等について質問がされた。またヒアリングには欠席したが、要望を提出している青木愛参院議員からは、水・食料の補充や熱中症対策等の要望が出された。
関係省庁からは、渋滞でガソリンを届けることが想定より遅くなったこと、信号が止まっている場所では、信号機に電力を送る装置である電源付加装置で電力を送ったり、警察官が必要に応じて交通整理を行っていること、農家の被害状況についてはまだまだ把握できていないこと等説明がされた。
他に出席議員からは、信号が止まっており警察官が交通整理をしている場所が多くあることについては、「人が足りないならばもっとプッシュ型で積極的に支援すべきだ」と意見が出され、停電の復旧に当初の見込みより時間がかかっていることについては、「悪い情報もしっかりと共有して、復旧にあと何日かかるという見込みのもとに、二次被害を減らさないといけない」等の意見が出された。