日産労連第51回定期大会であいさつする玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は13日、都内で開催された全日産・一般業種労働組合連合会(以下、日産労連)の第51回定期大会に出席し、あいさつを行った。

 玉木代表は、先の参院選において、日産労連出身の自動車総連組織内・礒﨑哲史参院議員が2期目の当選を果たしたこと、また全国の選挙区でも支援をいただいたことに謝辞を述べた。その上で党の比例代表が3議席にとどまったことに「真摯に反省し次の選挙につなげるための総括を行っている」と述べた。また次期臨時国会において立憲民主党などと統一会派を組むことについて、詳細は交渉中としながら三つの原則を定めているとして「一つは何のために集まるのかという『大義』。先進国の中で賃金指数が下がっているのは日本だけだ。労働分配率をかえ、働く皆さんが豊かになる仕組みに変えていくことが必要であり、これを大義としたい。二つ目は右や左に大きく偏らず、現実的で正直な政治、国民民主党の改革中道政党というアイデンティティを守ること、そして三つ目は丁寧なプロセスをとること」と述べ、「所属議員や支援団体としっかり議論、説明をしながら進めていきたい」と報告した。

 大会に出席した自動車総連の髙倉明会長は「玉木代表には国民民主党結党の理念がぶれることのないよう今後の活動を進めてほしい」と述べ、大会参加者に対し「今後も玉木代表を皆で応援しよう」に呼び掛けた。

日産労連第51回定期大会