玉木雄一郎代表は14日、日本教職員組合(日教組)が東京都内で開いた第108回定期大会に出席し、学校現場の課題解決に向けて取り組む決意を表した。
玉木代表は冒頭、九州北部豪雨災害や台風15号による千葉県を中心とした停電被害等で被災された方々や学校関係者へのお見舞いを述べた後、学校現場での課題についてさまざまな声を聞いているとして、「一つは現場で担うことが多すぎて一番大事な、子どもたちと向き合う時間を削らないといけない、この現状を何とか変えてほしいという意見。もう一つは、進められようとしている共通テストでの民間英語試験の導入について、現場に混乱が生じていないだろうかという声。いま教育行政だけでなく、上からの押しつけ行政がまん延しているのではないか。現場無視の行政では決してうまくいかない」などと述べ、「現場の声を聞き何よりも教職員が働きやすい環境をいかに作っていくのか、われわれも改革に向けた議論をしっかりと進めていきたい。その意味でも働く者、生活者の立場に立った政治を進めていかなければならない」と続けて、「秋の臨時国会から、働く者の立場に立った政治、国会論戦ができるよう力を合わせ心を合わせて取り組んでいきたい」とあいさつした。