消費増税を受けて、玉木代表ぶら下がり

 玉木雄一郎代表は1日、消費税が同日から10パーセントに増税されたのを受け、国会内で記者団からの取材に応じ「本当に消費税を上げていいのか」と語った。

 玉木代表は、軽減税率が初めて導入されることに、現場が混乱し、所得の高い人ほど恩恵を受ける制度が、税の三原則である公平、中立、簡素に反するので問題が多いと指摘。臨時国会で問題点を取り上げていく考えを示した。

 日本銀行が同日発表した大企業の製造業の業況判断指数が3四半期連続で悪化したことにも触れ、「このような状況で、本当に消費税を上げていいのか」と語った。

 安倍総理が消費税増税による影響を注視していくと述べていることについては、「本来であれば9月中に臨時国会を開いて、本当に今上げるべきか議論すべきだった」と強調。「それを避けて、上げたときに注視するとは、責任ある政権の立場としていかがなものかなと言わざるを得ない」と政府の姿勢に疑問を呈した。

 消費税を8パーセントに戻すことについては、「これまでの主張と整合性のとれた政策になる」と述べ、党内で検討し、野党で足並みを揃える考えを示した。