原口一博国会対策委員長は３０日、野党国対委員長連絡会議終了後に記者団の取材に応じた。奥野総一郎国対委員長代行が同席した。
英語の民間試験導入に関して「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」などと発言した萩生田文科大臣について、「金持ちで都市部に住んでる学生が有利になる。憲法や教育基本法に制定されている『教育の機会均等』を読んだことのないような大臣が発言を撤回して済む話ではない」と大臣としての資質が欠落すると断じ、大臣の辞任を要求することで一致したと報告。国民民主党の城井崇衆院文部科学委員会理事を中心に共同会派で作成し、衆院に提出した「大学入試における民間英語試験活用延期法案」を審議するように、政府・与党に強く求めていく考えを示した。
また河野太郎防衛大臣が２８日の自身の政治資金パーティーで「私はよく地元で雨男と言われた。私が防衛相になってから既に台風は３つ」と発言したことについて、「台風の被害で行方不明者がいる中、苦しんでいる国民の皆さんに対する配慮が全く欠けている」と強く批判した。
その他、質問通告漏洩問題、日米貿易協定の問題、災害対策などについて、記者団からの質問に応じた。