20191031 国対委員長会見

 原口一博国会対策委員長は31日、定例記者会見を国会内で開いた。

 菅原元経産相に続き、河井法相が7月の参院選で妻の陣営が公職選挙法で定められた上限を超える報酬を運動員に支払った疑惑報道を受けて辞任したことについて、「6日間で2人の閣僚が辞任するとは異常な事態だ。安倍総理は『私に任命責任がある』と言うだけで、国会での説明責任を全く果たしていない。引き続き総理の任命責任を追及していく」と語った。安倍総理の退陣について記者から問われると、「外交も内政もボロボロで、経済は停滞している。台風の被害で苦しんでいる方たちがいる中、災害対策もうまくいっていない。一刻も早く辞めていただきたい」と答えた。

 来年度から実施予定の大学入学共通テストでの英語民間試験について、「私たちは格差を是認する立場には絶対に立たない。これが安倍政権との明確な対立軸だ」と述べ、あらためて導入延期を強く求めた。

 奥野総一郎国対委員長代行は「相次ぐ閣僚の辞任は安倍総理の任命責任だ。責任を問わないといけない」と語った。