共同会派と自民党国対委員長会談
 

 国民民主党など共同会派と自民党の国対委員長は1日、国会内で会談。野党が強く要求していた英語民間試験導入の延期、衆参両院での予算委員会集中審議の早期開催に政府・与党が応じたことから国会正常化で合意した。これにより6日衆院、8日に参院で予算委員会が開催されることになった。党国対委員長の原口一博衆院議員(共同会派国対委員長代行)が出席した。

 会談後、記者団の取材に応じた共同会派の安住淳国対委員長は、英語民間試験導入に関して自民党国対委員長から「野党側の意向に沿って対応させていただいた。ご迷惑をおかけして大変申し訳ない」との正式な謝罪があったことを報告。延期を実現できたことについては「昨日高校生から悲痛な話を聞いた。声が届いたのではないかと思う」と語った。
 共同会派として初めて臨んだ国会対応について問われて、「2人の大臣が辞めるという異例の事態を受けて、厳しく対応してきた。ずっと開かれていなかった予算委員会開催、英語民間試験導入延期の2つを強く要求し、これが実現できた。野党一丸となって、高校生や全国の皆さんとつながることで、一強と言われる安倍政権を動かせたというのは大きな実績につながった」と力を込めた。