英語民間試験導入の延期を求める集会

 国民民主党を含む野党会派は1日、大学入試への「英語民間試験の延期を求める会」を院内で開き、導入延期の発表について参加議員が高校生、教育関係者の取り組みに感謝を述べるとともに、高校生側からは共通試験の記述式採点の問題等も見直してほしいと新たな要請があった。

 出席議員からは、「高校生の皆さんが頑張ったおかげで国を動かすことができた」とこれまで取り組んできた高校生や教育関係者へねぎらいの言葉があがった。
 出席した高校生からは、英語民間試験導入が延期されたことに感謝を示すとともに「約50万人受ける入試の共通試験の記述式をアルバイトが採点する。これは延期するマターではないか」「この試験で表現力、思考力をはかるのは無理だ」等引き続き共通試験に残る懸念が示され、抜本的見直しを要請する意見が多数あがった。
 参加議員は「これはあくまでも第一歩。このような交流をしながら本物の入試改革を実現するスタートにしたい」と呼びかけた。