原口国対委員長会見

 原口一博国会対策委員長は12日、国対役員会後に記者会見を開き、日米貿易協定の交渉経緯をまとめた資料が衆院外務委員会で提出されていないことに触れた。米国では超党派議会貿易優先権説明責任法に基づいて議会に情報開示して説明していることに「日本と米国がどれだけ違うか指摘したい」と強調した。

 萩生田文科大臣の「身の丈」発言について、「絶対に許せない。教育の土台を揺るがす発言だ」と力を込めた。大学入学共通テストの英語民間試験導入延期に加えて、国語・数学の記述式導入についても、「採点するにはアルバイトでなく、専門の教育が必要ではないかというくらい難しい」と述べ、集中審議を求めていく考えを示した。

 他に、総理主催「桜を見る会」追及チームを今日開き、「桜を見る会」に関する資料の保存期限が本当に1年未満であるのか等を総務省をはじめ管轄する府省庁に確認することを報告した。