野党国対連絡会議

 国民民主党など主要野党の国会対策委員長は14日、国会内で連絡会議を開き、総理主催「桜を見る会」追及チームを格上げして「追及本部」にし、衆参の主要野党全議員に参加を募り、総力をあげて本格的な調査に入ることを決定した。

 桜を見る会追及本部は、来週に追及チームからの報告を受けた後に正式に立ち上げる予定。少なくとも現状の3倍の体制に強化して、後援会のルート、観光をしたルート、宴会をしたルート、招待者のルートでそれぞれキャップを決めて調査をする方針だ。

 来週に内閣委員会で「桜を見る会」をテーマに集中審議を行うが、共同会派の安住淳国会対策委員長は記者団の取材に対し「総理に対する疑惑がますます深まり、総理本人や事務所でなければ答えられないことが多数出てくるのは明らかだ」と述べ、引き続き衆参で予算委員会集中審議を強く求める考えを示した。

 衆院予算委員会理事の渡辺周議員は記者団に対し、予算委員会の集中審議を自民党に求めたが「拒否感が強い」と返事があったことを報告。与党内では野党の追及や報道を「『見極めよう』という声があったと聞いてる」と渡辺議員は述べ、「世論が高まれば与党の中でもやむなしとなるのではないか。これはわれわれの取り組み次第だ」と語った。