日本若者協議会側から提言書を受け取る

  党本部で20日、「国会改革・官僚の働き方を考える」と題して行われた日本若者協議会との意見交換会に玉木雄一郎代表、古川元久党政治改革推進本部長、伊藤孝恵参院議員が参加した。同協議会からは、高校生、大学生、社会人、来春から省庁へ入省予定の方々も出席した。

冒頭であいさつに立った玉木代表

冒頭であいさつに立った玉木代表


 玉木代表は冒頭のあいさつで「今回、皆さんから提案いただいているテーマは、非常に重要であり、かつ難しいテーマであると私たちも認識している。私も古川本部長も元官僚であり、これらの問題を実感してきた。今のままでは霞が関を目指す人がいなくなってしまう。国会議員と官僚の関係は主従関係ではなく、お互いがそれぞれ国のために役割を果たして行くパートナーであると認識している」と述べた。

若者協議会側から「国会改革・国家公務員の長時間労働改善に対する申し入れ」と題し提言書が手交された。その中身は(1)質問通告に関するルールの見直し、徹底(2)審議日程の決定方法の見直し(3)質問主意書のルールの見直し(4)国会審議の活性化に向けた改善策――などをはじめ多岐に渡る提言があった。

党政治改革推進本部の取り組みを説明する古川本部長

党政治改革推進本部の取り組みを説明する古川本部長

古川党政治改革推進本部長は昨年末に政治改革推進本部で中間報告として取りまとめた国民民主党がつくる「国会改革新構想『国会改革の新しい答え。』中間報告」や19日に取りまとめた「国家公務員の労働環境是正のための国会改革に向けての第一次案」の資料を元に考えや取り組みの説明を行った。



参加者からの質問に答える伊藤参院議員

参加者からの質問に答える伊藤参院議員

参加者からは「国家公務員が深夜まで国会対応に追われる現状に対し配慮を求めたい。それは、官僚だけではなく、その周りの一般職員のことも考えて頂きたい」「就活をしていても国のために働きたいと言う友人は多くいたが、国会対応のために深夜まで働かねばならないという現状を見ると諦める者も少なくない」「官僚の仕事=(イコール)ブラックと言うイメージが付いている」などの意見があった。

「国会改革新構想『国会改革の新しい答え。』中間報告」はこちらをご覧ください。