玉木雄一郎代表
                             2019年11月22日
国民民主党代表 玉木雄一郎

 本年6月以来、香港では市民や学生たちの政府に対する抗議活動が続いており、今月に入ってからは死者を出すなど、混乱の度を強めています。香港における基本的人権と自治を求める行動への弾圧と暴力の激化を深く憂慮します。

 香港当局はデモへの参加を組織的暴動とみなし、武器を持たない一般人に対して実弾が発砲される事態となりました。覆面禁止条例も施行されています。香港当局は市民に対する行き過ぎた権力行使をただちにやめるべきです。そして、市民との平和的な対話の枠組みを築くための努力を重ねるべきです。

 一方で、デモ隊の一部にも火炎瓶や矢を使うなど暴力的な行為が増えていくことも憂慮しています。市民と学生が香港当局と平和的な対話の道に進むよう強く望みます。

 国民民主党は、香港当局が行き過ぎた権力の行使をやめ、平和的かつ建設的な対話を通じて事態の収拾をはかることを、国際社会にも呼びかけつつ、強く求めます。

                                以上