玉木代表会見

 玉木雄一郎代表は27日、国会内で記者会見を開き、大学等修学支援法により来年度から実施される「高等教育無償化」について、死別や離婚して1人親となった人の子どもと未婚の1人親の子どもの間にある格差を解消するための「大学等修学支援法改正案」を同日の総務会で了承されたら国会に提出し、与野党に協力を求め成立させたいと考えを示した。

 玉木代表は、「給付型奨学金と大学授業料減免制度でも、死別や離婚した1人親と未婚の1人親で最大54万円もの差があるのが現状だ」と指摘。「どのような形で産まれるかは子どもは選べない」「学習意欲ある子どもを支援する制度だが、現状は格差を放置するので容認できない」等、法案作成の理由を述べ、「わが党の考えをまとめて与党自民党に申し入れたい」と語った。

 「桜を見る会」に反社会的勢力が参加していたとされる件については、「重大な問題だ」と述べた。「セキュリティ以前の問題で、把握していない人が入っていることが認められるのか」と問題視。事実関係を明らかにすることを求め、「責任は政府、官房長官にあると強く申し上げたい」と強調した。