衆院法務委員会で質問する日吉議員

 衆院法務委員会で27日、共同会派の3番手として国民民主党の日吉雄太議員が質問に立ち、「桜を見る会」に反社会的勢力が参加していた問題を追及。警察庁が内閣府から出席者名簿を受け取っておらず、暴力団関係者の参加を把握していなかったことが判明した。各省庁の推薦をもとに出席者を取りまとめた内閣府は、個人情報保護を盾に反社会的勢力の参加を把握していたかについて明確に答弁しなかった。

 また、反社会的勢力が参加できた理由に関して、総理枠の招待によるものかの質問に対して内閣府担当者は、総理枠が疑われている招待状の分類番号60番について「会の終了をもって(分類番号の)使用目的を終える。情報を保有していない。質問に答えられない」と答弁を避けた。

 日吉議員は最後に森法務大臣に対して、社会に功労・功績があった方を招待するという「桜を見る会」の本来の趣旨に照らし、反社会的勢力が出席していたことの適正性を問うと、「招待者については、内閣官房及び内閣府が最終的に取りまとめている。法務大臣としてコメントする立場にない」との答弁に終始。法に基づいて正義を実現しようとする姿勢を一切見せなかった。

衆院法務委員会

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