衆院内閣委員会理事会 大島敦理事

 衆院内閣委員会理事会が17日に開かれ、10日に政府に手交した総理主催「桜を見る会」質問事項について内閣府、内閣官房から回答があった。国民民主党の大島敦筆頭理事は回答は「まだまだ不十分」だとし、「行政文書は国民のもので公開するのが前提だ。行政監視機能を強化するために誠意ある回答を求めたい」と閉会中審査の開催を求めた。

 理事会終了後に大島理事はじめ、立憲、共産の理事が記者団からの取材に応じた。提出した質問項目に記載した2019年度招待者名簿の電子データ破棄はいつごろかという質問に対して、その当時の担当者にヒアリングをしてある程度の日にちを特定しているので、それ以上の調査を行う考えはないと政府側から回答があったと出席理事は答えた。

 招待状に記載された60番の数字は総理枠を示しているか、4桁の数字は何を意味しているかという質問に対しては、出席理事によると、招待状を送る時に封入するものが違うために便宜的に数字を振っているものであり、それ以上調査する考えはないと政府側から答弁があった。実際に実務を担当した人に聞いてほしいと要請しても、ヒアリングはしないと政府側から拒否をされた。

 回答が不十分なため、今後、さらなる政府からの回答を理事会で行うことと閉会中審査を開催することを与野党の筆頭理事間で協議することを決めた。