玉木雄一郎代表は29日、中曽根康弘元総理の訃報を受けて、国会内で記者団の取材に応じた。「尊敬する政治家で、まさに『巨星落つ』という感じだ。若い頃警務課長として香川県に出向された縁もあって、なじみが深く、個人的にも何度かお話をさせていただいた。背中に日本という背骨が一本入った、気骨ある政治家だった。国鉄民営化をはじめ戦後政治に大きな足跡を記した偉大な政治家だった。心からご冥福をお祈り申し上げたい。一般的には非常にタカ派というイメージだが、1983年に韓国を訪問した際、青瓦台でのスピーチを韓国語でされて、非常に感動を与えて、その後の日韓関係の改善につなげていったというエピソードもある。国益を考えて、アジアの平和と繁栄に貢献された方だと思う。少しでもそういった中曽根元総理の姿勢を目指したい」と語った。