桜を見る会追及本部

 桜を見る会追及本部は29日、ヒアリングを行った。「全国ジャパンライフ被害弁護団連絡会」代表の石戸谷弁護士やジャパンライフの被害者からジャパンライフのこれまでの歴史や被害状況、「桜を見る会」の招待状をジャパンライフの山口会長から見せられることで信用が高まったこと等を聞き、なぜ過去に複数回の行政処分を受けた法人の会長を招待したのか等を内閣官房、消費者庁等に質問した。

 ジャパンライフの被害者から事情を聞いたのちに、出席した議員からは、「ジャパンライフの説明会で『桜を見る会』の招待状を見せられたことでジャパンライフを信用して何千万円も被害を受けた人がいる。総理、総理官邸枠で招待状を出しているが、いったい誰が招待したのか。被害者感情を考えて明らかにすべきだ」と声があがった。しかし、招待状に付された「60」が誰からの招待枠なのかを内閣官房に質問しても「確認する術がない」と回答するのみだった。

 原口国会対策委員長は、「総理が招待した枠は1000と答弁している。何をインデックスにして1000と分かったのか」と質問すると、内閣官房の担当者は「担当者から聞いた」と回答。出席者からは、「総理区分も担当者から聞けばいいじゃないか」と強い声があがった。

 次回のヒアリングまでに、招待状に付番されている「60」とその後に付されている4桁の数字が何をさしているのか、どのような経緯でジャパンライフが会に呼ばれたのか、復元不可能とされている電子データは、業者に頼んでいないのであれば復元可能なのではないか等の疑問に対し、明確に回答するよう強く要請した。