玉木代表

 「アベノミクスの恩恵は、10年待っても地方には及んでこない」。1日午前、玉木雄一郎代表は岡山県津山市を訪れ、内山晃・岡山3区総支部長主催の集会で講演。また午後には倉敷市で開催された三宅和弘・岡山4区総支部長主催の集会で講演し、家計第一の経済政策への転換、未来への大胆な投資を訴えた。

 これらの講演の中で玉木代表は、「アベノミクスの恩恵は大都市・大企業中心で、7年待っても10年待っても、地方には及んでこない」と述べ、一刻も早い経済政策の抜本的な転換を訴えた。玉木代表は「(持続的な経済成長の)カギは内需にある。経済政策を企業中心から家計中心に変えていくことで、消費を軸とした経済成長に転換していく」、「人への投資を中心に未来への大胆な投資を進めていく」と、新しい経済政策の基軸を訴えた。

内山晃・岡山3区総支部長

内山晃・岡山3区総支部長

 また、3区集会を主催した内山晃・岡山3区総支部長はあいさつの中で、「在職老齢年金は人生100年時代に合わない制度」「地元を歩いていると、配偶者を亡くした高齢者が国民年金だけでは生きていけない状況にあるという話をよく聞く。遺族年金制度には改善すべき問題が多くある」と、社会保険労務士を長年務めてきた視点から、年金制度の改革を訴えた。

三宅和広・岡山4区総支部長

三宅和広・岡山4区総支部長

 4区集会を主催した三宅和広・岡山4区総支部長は、「これまで本当に多くの皆さんに力強いお支えを頂いてきたことに心から感謝している。国政を目指す決断をして今、総支部長として全力で頑張らせて頂いている」と、集会の冒頭、決意を述べた。

津村啓介副代表

津村啓介副代表

 また4区集会であいさつをした津村啓介副代表は、「昭和から平成に代わる時期に始まった、日本に健全な2大政党制を根付かせよう、という大きな政治の動きを私たちは引き継いでいる。玉木代表や三宅総支部長、私の世代が、令和の時代に必ず『新しい答え』、二大政党制をしっかりと実現していく」と、訴えた。