共同会派 は23日、国会内で「令和2年度予算案ヒアリング」を行った。原口一博国会対策委員長は、「経済再生と財政再建の両立と言うが、アベノミクスで絶好調ではないのか」と疑問を投げ、「経済状況も大変厳しいので、国内の足場をしっかり固めてほしい」とあいさつした。
18日の補正予算ヒアリングの際に、大型ホテル等の宿泊施設を整備する財政投融資計画にある「世界レベルのホテル等の宿泊施設整備を含む都市再開発等」という言葉について、「世界レベル」とは具体的にはどのような基準を指すのか、などを資料で提出を求めていたが口頭での説明となった。
今回の補正予算では菅官房長官の言う「世界レベルのホテル50カ所」のうち、「政策投資銀行に20億円、沖縄振興開発金融公庫で30億円、それぞれで1件程度」の予算が組まれていることが明らかになった。
世界レベルのホテルを50カ所のうち、残りをつくるための予算の目安について、詳細な資料を求める声が出席議員からあがった。
他に原口国対委員長は、本予算よりも補正予算の方が金額が多くなっている項目があることを指摘。「国の姿勢が疑われるし、補正と本予算をしっかりした仕訳をすべきだ」などと訴えた。