桜を見る会追及本部

 総理主催「桜を見る会」追及本部が7日、ヒアリングを行った。安倍昭恵総理夫人と懇意で13~19年に「桜を見る会」で飲食物を提供している業者が、19年の入札公告の1カ月半前に内閣府と打ち合わせをしていた件について、「入札直前の打ち合わせは、他の業者と比べ不公平だ」と多くの疑問の声があがった。

 入札公告事前の打ち合わせについて内閣府担当者は、「打ち合わせというより、前年の改善点、気づいた点を聞く場所であった。入札に関することを伝えたわけではない」と説明。出席議員からは、「なぜ、前年に終わってすぐではなく、入札直前におこなうのか」「圧倒的に打ち合わせをした業者が有利だ」など不公平感を指摘する意見が多く出た。いつから、このような打ち合わせをおこなっているのかを調査し提出するように内閣府に依頼した。

 他にも前回から調査を依頼していた8週間でバックアップデータが削除される根拠について内閣府は「事業者と運用で行っている」と口頭で運用をしていると回答。「データが消えることは重大なこと。紙で取り決めていないのか」と出席議員から声があがったが、口頭での運用であることを繰り返すのみであった。