玉木雄一郎代表

 日本私鉄労働組合総連合会(私鉄総連)の2020年新春旗開きが6日、都内で開催され、党を代表して玉木雄一郎代表があいさつした。

   玉木雄一郎代表は、まず私鉄総連の組織内議員の森屋隆参議院議員の初当選の祝辞を述べ、「組織人員と等しい票で当選された。私鉄総連の結束力に改めて敬意を示したい。働くものの仲間として活躍していただきたい」と述べた。また今年は「新しい出発」を意味する「庚子(かのえね)」であることに触れ、国民民主党をはじめ、野党全体、さらには日本政治全体が「これまでの延長線上ではなく、新しい展開をぜひつくっていかなければならない」と決意を述べた。 
   私鉄総連の田野辺耕一中央執行委員長は、昨年はインターバル制度の導入に向けた協議機関の設置、非正規から正規への転換、定年延長の3つの統一要求を掲げたとし、「安心して働ける労働環境を目指してきた。目前の『春闘』でも連合の春闘方針を踏まえながら、定期昇給相当分を2.0%プラス、ベア分として7,900円を要求し、3月の山場に向けて取り組みを強めていく」と報告。また、アメリカとイランの関係が緊張する中で海上自衛隊の中東派遣が閣議決定されたことへの危惧を示し「安倍政権が目指す道から安心して暮らせる社会の転換のため、平和憲法を守る運動を強化していかねばならない」とした。

私鉄総連の田野辺耕一中央執行委員長

新年のあいさつをする私鉄総連の田野辺耕一中央執行委員長