国民民主党 は１５日、第７８回総務会を党本部で開催した。泉健太政調会長よりカジノを含むＩＲ（統合型リゾート）施設の整備を取りやめる、共同会派立国社案の「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律及び特定複合観光施設区域整備法を廃止する法律案」（ＩＲ推進法・整備法廃止法案）の説明があり、法案を了承し、野党共同提出を目指すことを決めた。
原口一博国対委員長より本日の野党国対委員長連絡会議で（１）「桜を見る会」招待者名簿に関し公文書管理法違反を認めた菅官房長官の辞任を求める（２）小泉進次郎環境大臣に政治資金関係問題に関する説明責任を求める（３）引き続き「桜を見る会」、ＩＲ、自衛隊中東派遣の3本柱について追及を続ける（４）豚コレラが沖縄でも発生したことを受け政府に迅速な対応を求めるーーことを確認したとの報告を受け、了承した。
舟山康江参院国対委員長より、ＩＲ疑惑の解明に向け、２０１８年に参議院で国民民主党が主導してＩＲ整備法に付した附帯決議のうち、「海外のカジノ事業者が民間事業者に選定されることを目指した働きかけに対し、収賄等の不正行為を防止し、選定の公正性・透明性を確保すること」という項目の意義が現れているとの報告を受けた。
玉木雄一郎代表と平野博文幹事長より、立憲民主党との政党間協議の経過と到達点について報告があり、午後に開かれる両院議員懇談会と全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議でその内容を報告することを確認した。
また平野幹事長より、１９日に予定されていた「国民民主党２０２０年定期大会」は、立憲民主党との政党間協議を踏まえた党内議論、意見集約を終えた段階での開催が妥当と判断し、延期されたとの報告を受けた。