法案提出する原口一博国対委員長ら

 第201回通常国会が召集された20日、国民民主党など野党共同会派と共産党は、カジノを含むIR(統合型リゾート)施設の整備を取りやめることを目的とした「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律及び特定複合観光施設区域整備法を廃止する法律案」(通称「IR推進法・整備法廃止法案」)を衆院に提出した。

 法案提出後、安住淳・共同会派国対委員長、原口一博・共同会派国対委員長代行らが記者団の取材に応じた。提出者を代表し、安住国対委員長は「本日午前9時に、カジノ施設(IR)推進法・整備法を廃止する法案を提出した。通常国会初日、朝9時にこうした法案を出すというのは、憲政史上初めてではないかという話だ。この国会は『桜を見る会』における、総理のさまざまな法令違反や文書の破棄問題でその責任を追及をしていく。ただ同時に、非常に重要な政策論のひとつとして、カジノの実施に関わる準備をいかにやめさせるかということも大事だと思っている。そうした意味で、ある意味『カジノ国会』になるとも考えている。立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党そして社会保障を立て直す国民会議の皆さんとともに、この法案の成立に向けて全力で戦っていく」とコメントした。