20200120

 玉木雄一郎代表は第201回通常国会が開会した20日、安倍晋三総理大臣が行った施政方針演説について国会内で記者団の取材に応じた。玉木代表は「『永遠の道半ば』に磨きがかかったようだ。アベノミクスの3本の矢と言っていたが、8年目に入っても成果がなく、いまだにこれからという印象が強かった。新3本の矢で『GDP600兆円』、『希望出生率1.8』、『介護離職ゼロ』が掲げられて5年目だが、達成されたという話はなかった。長期政権になって、当初掲げた目標がことごとく崩れていることが明らかになった。経済政策を中心に国会論戦で厳しく追及していきたい」と感想を述べた。

 通常国会開会に際し「野党全体として、権力・税金の私物化の典型だと思われている『桜を見る会』、現役の自民党議員が逮捕されたIRの問題については野党全体で明らかにしていかなければならない。安倍総理は演説では触れなかったが、経済が思った以上に悪くなっている。消費税増税の悪影響が出てきていると言わざるを得ない。うまくいっていれば20数兆円の対策を講じる必要はない。国民生活に直結する景気経済、社会保障などの問題について国会論戦を深めたい」と意気込みを語った。