国民民主党は20日、党本部で両院議員総会を党本部で開催した。冒頭、玉木雄一郎代表は通常国会開会にあたり「安倍総理の演説は何度も聞いたがこれほど中身がなかったことはない。総理として、これを国民に訴えたいということがなくなってきているのではないのか。であれば、私たちがそこにとって代わらなければいけないという思いを新たにした。これから始まる通常国会では、それぞれの持ち場で、我が党は素晴らしい能力を備えた議員の集まりだと信じているので、一騎当千、素晴らしい活躍を期待する」とあいさつした。続いて、党規約に基づき衆参21人の国会議員が協議を要請した「合流協議推進」について協議をおこなった。
会議終了後、玉木代表は記者会見をおこない「総会では、立憲民主党との合流について基本合意をおこなう決議案が提案され、さまざまな議論があったが、決議案を議題とするかどうかを採決したところ否決された」と説明し、立憲民主党との政党間協議については「これまでの方針通り、協議開始の際に掲げた3原則に基づき、引き続き続き粘り強く交渉をおこない、できるだけ多くの人が納得して参加できるプラットフォームづくりに努めていきたい」と述べた。
また、共同会派の運営について「共同会派まで辿りついたのが現時点での到達点だ。さらに国会の中での共に戦う態勢や選挙における調整ということは深化させて行きたい。安倍政権と向き合うためには野党間の連携は強化こそすれ、後退させてはならない」と強調した。