玉木雄一郎代表は17日午後、東京都内で開催された機械・金属産業を中心とする産業で構成される「ものづくり産業労働組組合」(略称JAM)の第36回中央委員会で国民民主党を代表してあいさつした。
玉木代表は冒頭、昨夏行われた参議院選挙でJAM組織内候補として出馬した田中ひさや候補を当選させることができなかったことの反省、また森本真治参議院議員(広島県選挙区)の当選に向けた支援への謝辞を述べた。
その上で「いまの野党を大きな固まりにしなければならない。安倍政権も8年目となり、長期政権の緩みやおごりが表れてきた。ここに緊張感のある政治取り戻すことが野党に課せられた使命である。昨年から立憲民主党をはじめとする野党と共同会派を組み、国会の中では1つの政党のようにさまざまな活動を行っている。政策についても英語民間試験導入延期など成果が得られた。少しずつ連携を強化していきたい」と通常国会での決意を述べた。
また「世の中の仕組みが変わり、経済の仕組みが変わる中で、これまでと同じ経済政策を続けていっても、働く人が豊かにならない。企業業績が上がっても、株価が上がっても、労働分配率は下がり続けている。そういった社会構造を変えない限り、働く人が報われない社会になる。だからこそ家計と地方、中小企業を大事にする経済政策を示していく」と述べた。
JAMの安河内賢弘会長はあいさつで「今年は新しいことを始めるのにふさわしい、ねずみの年。仲間と『変革・再生・創造』に向けてJAM運動をさらに発展させたい」と抱負を語った。