国民民主党など野党の国会対策委員長は22日、野党国対委員長連絡会終了後、記者団の取材に応じた。原口一博国会対策委員長、安住淳・共同会派国対委員長らは「政府は国会論戦の始まる昨日夕方になって、総理主催『桜を見る会』の招待者名簿の内訳を出してきた。1万5000人の招待者のうち8800人が総理枠だった。小泉内閣の時の3倍にあたる驚きの数字だ。追及本部では実態を解明するために資料の開示を要求していく」と「桜を見る会」について、引き続き安倍政権を追及していく考えを示した。
また、共同会派を中心に「安倍総理による行政の私物化、腐敗、隠ぺい」をただしていきたいとし、「公文書管理の違法の責任をとるべき最高決裁者である安倍総理と菅官房長官の責任を予算委員会の焦点としていく」と意気込みを語った。
内閣府は21日夕方、参院予算委員会の与野党筆頭理事に対し、内閣府に残されていた平成26年から去年まで6年分の招待者の詳しい内訳を示した。1万5000人余りが招待された昨年の会では、「総理大臣などが推薦した各界功績者」の枠が8894人、「各省庁が推薦した各界功績者」の枠が2478人、「国会議員等の推薦」の枠が625人などとなっている。