カジノ問題追及本部ヒアリング

 国民民主党はじめ主要野党は22日、カジノ問題追及本部ヒアリングを開催した。出席した衆院予算委員会理事の渡辺周副代表は、カジノ事業を含むIRについて審議をする際にカジノ管理委員長の出席を与党に求めたが、関係大臣が答弁すると拒否していることに触れ、「委員長が出てこないでカジノを審議するなんてありえない」と強く訴えた。

 原口一博国会対策委員長は、冒頭のあいさつで関心をもっていることはカジノ事業者が貸付を行うことだと触れ、「資金が焦げ付いたらどうするのか。公序良俗の最たるものが、なぜ議員立法で成立しているのか」などと強く指摘しました。

 ヒアリングでは、歴代のIR担当国務大臣や秋元・元副大臣を含む歴代のIR担当の内閣府政務2役および歴代のIR担当の国土交通省政務3役のIR事業者との面談記録や出張記録を調査したところ、確認した範囲ではIR事業者との接触は存在しないことが報告された。また、政務ではなく、個人的に会っていることまでは把握できないという回答もあった。秋元・元副大臣は副大臣在任中に中国で500ドットコムと会っており、大臣規範に基づくと東京を離れる際には届け出を提出することになっているため、その届出はされているのか原口国対委員長は確認を求めた。