玉木代表定例記者会見

 玉木雄一郎代表は19日、国会内で記者会見をおこない、新型コロナウイルス感染症の影響で国内経済が大きく落ち込む懸念を示し、予備的、予防的な緊急経済対策を講じるべきと考えを示した。そのうえで2020年度政府予算の組み替えを提案すると力を込めた。

 昨年10-12月期のGDPがマイナスとなったことを受け、消費税10%としたことの是非を問われると、「税率引き上げは間違っていた」と述べ、景気に悪影響があり、一緒に導入された複数税率は高所得者に有利であり逆再分配になっていると指摘。家計を中心とした経済対策をうつべきだと主張した。

 岩田健太郎神戸大学教授が横浜市に停泊している「ダイヤモンド・プリンセス」号の船内に入った模様を撮影した内容について受けとめを問われた。玉木代表は、「今していることを批判・追及して現場の足を止めてはいけないので、何がおこなわれているかの記録だけはしっかりと取り、事後的な検証をできるように政府に早急に対応してほしい」と語った。

 総理主催「桜を見る会」に関する安倍総理の答弁をめぐっては、「早く認めて収支報告書の修正をおこない責任を果たされるべき」と強調し、「出処進退は政治家が判断することだが、法律違反なら行政の長として果たさなければいけない責任があるのではないか」と述べた。