全代議員会議

 国民民主党は22日午前、2020年度定期党大会の議案に関する実質的な議論の場となる「全代議員会議」を党本部で開いた。玉木雄一郎代表ら執行部は、国会議員並びに都道府県連の代議員と次期衆院総選挙に向け、党のあり方について活発に議論した。

 玉木代表は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために党大会の規模を大幅に縮小したが、WEB会議システムや大会動画のライブ配信を採用し、国民に開かれた大会となるよう工夫をしたと言及。「日本が困難な状況にあるとの認識の下、私たちがどういう方向を目指し、そのために何を行うのか、何より大事なのは国民のために何をするのかという視点に立ち議論していきたい」とあいさつした。

 平野博文幹事長は、定期大会を延期した上、開催方法を大幅に変更したにもかかわらず、代議員から理解と協力を得られたことに謝意を示した。宮城県連、栃木県連、埼玉県連、富山県連、長野県連の代議員がWEB会議システムを利用して県連事務所から参加していることを報告し、議案の概要を説明した。

 質疑では、(1)政策パンフレットの制作(2)シャドーキャビネットの導入(3)政党合流協議の現状(4)野党間の候補者調整(5)政党支持率の現状認識(6)衆院選の戦いの構図(7)代表選挙規定の見直し--等に関する質問が出され、平野幹事長、岸本周平選対委員長、泉健太政調会長らが答えた。

玉木雄一郎代表

あいさつする玉木雄一郎代表


あいさつする平野博文幹事長

議案を説明する平野博文幹事長

全代議員会議での討議

全代議員会議での討議

WEB会議室システムを活用して質疑

WEB会議室システムを活用して質疑