原口一博国会対策委員長は25日、国会内で記者会見を開き、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での業務にあたって新型コロナウイルス感染症に感染した厚生労働省職員と接触した副大臣、政務官、職員の検査をするように要請したことに対し、「業務継続中だから検査は先送りする」と回答があったことを説明。「国会に対してこんな不誠実なことはない」と強く抗議したことを報告しました。
原口国対委員長は、新型コロナウイルス感染症を「新感染症」に指定し、2013年に政府が策定した新型インフルエンザ等対策政府行動計画に沿って行動すれば良いと主張。
「心配なのは生活をやっと支えている人たちだ」と述べ、そのために予算の組み替えをすることの重要性を強調し、明日26日に玉木雄一郎代表が予算委員会の質疑で大きく取り上げることに触れた。
東京高等検察庁の黒川検事長の定年延長を決定したことについては、「初めに定年延長を決めてから辻褄合わせをしたのが明白だ」と述べ、「司法の番人が中立性、公正性を損なう事態になったら日本は法治国家の基礎を失う」と指摘。そうした事態を防ぐために「全力でたたかう」と力を込めた。