原口一博国会対策委員長は23日、定例記者会見を国会内で開いた。新型コロナウイルス感染症対策に関連して、政府・与野党連絡協議会がスタートしたことを受け、「国民に分かりやすく、予見できるような形で、根拠をしっかりと伝えるべき」と情報開示の強化を求めた。
森友学園問題で近畿財務局の故赤木俊夫さんの手記が公表され、財務省の公文書改ざんにかかわる記述が明るみになったことを受けて、共同会派内に再検証チームを設けたと報告。真相究明のため財務省からの聞き取りを進めるとともに、佐川宣寿元理財局長の再喚問を求めていくと語った。
この事件に背景については、「安倍総理なり昭恵夫人が関係していたからこそ、組織ぐるみの犯罪的な行為が行われてきたのではないかという疑いが極めて強くなった」と述べた。記者会見には、奥野総一郎国対委員長代行も同席し、放送法が禁じるNHK経営委員会による番組介入を問題視し、国会で追及する旨を語った。