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 玉木雄一郎代表は25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンライン開催となった第6回全国高校生未来会議に出席。国会内にセットされたビデオカメラの前で訴える政党代表者による公開演説会に参加し、「未来の若者政策」について語った。訴えはライブ配信され、インターネットを通じて参加した全国の高校生は各政党代表者の演説後に模擬投票を行い、玉木代表は昨年に続き第1位の票を獲得した。

 玉木代表は世代間格差の問題について取り上げ、「国、県、市から受けるサービス(受益)と、就職してから納める税金や保険料(負担)を足し合わせて相殺した時の世代間格差が非常に大きい。私たちは若い人ほど負担が大きいこれらの実態を変えて行きたい」と述べた。

 「若い人たちを優遇するために、29歳以下の若者の所得税や住民税を免除する若者免税を提案している。これは昨年ポーランドにおいて26歳以下の若者の所得税を免除した実例もある。20代のうちに働いて得た所得に税金がかからないとすれば、若い優秀な人材が日本に集まり、日本で起業し、それにより地方の活性化に繋がる」と訴えた。また、「この状況が放置されている要因の一つに高齢者の投票率が高いのに対し、若者の投票率が低いことがある」と語り、若者の投票率を上げていくことが重要との見方を示した。「私たちは若者が選挙に立候補できる被選挙権を20歳または18歳にまで引き下げ、高校生衆議院議員、大学生衆議院議員が誕生することにより、その議員たちが世代間格差の現状を真剣に考え、問題解決の先頭に立ってくれることを期待している」などとも熱く語った。

 ネットを通じて参加した視聴者との質疑応答では「国民民主党が新しいことにチャレンジする上で、変わらず守り続けているものは」「同性婚の政策は具体的にどのようなステップを踏まれて進めるのか」などの質問が寄せられた。

 すべての政党代表者が登壇した後に視聴者が模擬投票を行われ、玉木代表が昨年に続き第1の票を獲得した。

国会内にセットされたビデオカメラの前で訴える玉木代表

国会内にセットされたビデオカメラの前で訴える玉木代表

運営スタッフの皆さんと記念撮影

運営スタッフの皆さんと記念撮影