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 衆院内閣委員会で審議されている、検察幹部の役職定年の延長を含めた国家公務員法等改正案について、与党が今週にも採決に踏み切る動きがあることから、13日午後、野党党首会談が緊急に開催された。

 会談終了後、党首らは「内閣委員会の状況を踏まえ、緊急に野党党首会談を開催した。検察官幹部の定年延長についてSNS上では900万件にのぼる大変多くの反対の声が上がっており、そうした皆さんの声をしっかりと踏まえなければならない。今は新型コロナ対応に総力をあげ、立ち向かっていかなければならない時だと認識している。野党としても協力できるところは全面的に協力するということで、建設的な提案をしてきた。検察官の独立性、三権分立が脅かされるような重大な問題について、野党から検察官の定年延長の規定を切り離すという修正を提案をしているにもかかわらず、一顧だにせず強引に進めようとするのは断固容認できないことを党首間で確認した」と報告した。

 玉木代表は、「中立性、独立性を著しく害するような法案になっている。本日の委員会で審議が止まったが、検察官の役職定年を延長するときの要件が全く決まっておらず、法案としての成熟度、完成度が著しく低い。野党共同で提出している修正案を受け入れるよう。検察幹部の定年延長を可能にする規定を削除する野党の修正案を受け入れるよう強く求めていきたい」と語った。