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2020年5月28日

香港における「一国二制度」のもとの「高度な自治」の堅持を求める(談話)

国民民主党代表 玉木雄一郎

 本日、中国の全国人民代表大会は、香港における抗議行動や国際社会からの強い批判を顧みず、香港に国家安全法を導入する決定を採択した。この法制が香港特別行政区議会を通さず、香港において導入されれば、香港の「一国二制度」のもとの「高度な自治」を形骸化させ、また、言論の自由などの基本的人権が制限されるおそれがあり、深刻な懸念を表明します。

 また、昨日の抗議デモでは催涙弾を使って市民を排除し、360人以上を違法集会参加などの疑いで拘束するなど、香港当局が行っている弾圧ともいえる過剰な取り締まりに対して抗議します。

 我々は、中国と香港が「一国二制度」のもと、それぞれが社会を平和的に安定的に繁栄させていくことは、世界共通の利益だと考えます。国民民主党は国際社会と連携して、自由・民主主義・人権の尊重・法の支配という基本的価値を守ろうとする香港市民への連帯を示し、日本政府に対しても、中国政府に香港への国家安全法の導入を行なわないよう強く働きかけるよう求めていきます。

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